
平塚市美術館にて、田島征三展が開催されている。昨日がオープニングで八月いっぱいやっている。入場料400円、大高生200円、小中学生は無料です。
大変見ごたえのある個展です。学生時代の物から、最近取り組んでいる木の実のオブジェ。度肝を抜かれます。絵の好きな人、あまり分からない人、興味のない人、きっとどのタイプの人が見ても、楽しめる。あまり芸術的センスのない私も、大変楽しめた。

特に、ふきまんぶくの原画は、本当に良かった。色使いがとてもきれいで、絵の構図がとてもユニークで、見ていて飽きなくて、思わず絵本を買ってしまいました。トーク、アンド、ミニライブでは、1972年にNHKで放映された「ふきなんぶくができるまで」という番組が38年の時を経て放映された。征三さんのコメントが途中入りながら、桃源郷のようであった、日の出村大久野玉の内地区の風景が映し出され、田島一家の生活ぶりが紹介されていた。
本当はこの地が、終の住み家になるはずだったんだろうな・・・・・。田島家も、我が家も。
残念ながらそうはならなかったけれど・・・・。
玉の内が縁で、お付き合いの始った、ふきまんぶくの蕗ちゃん。今は石垣島に暮らし、働きながら三線修行中。「ふきまんぶくができる」までの映像を見た後に、36才になった蕗チャンが三線を持って登場し、島唄を披露した。シーンと波を打ったような静けさの中流れる三線の音色、しっとりと唄いあげるつややかな声、今日ここにこれた方は、本当にラッキーだったと思う。
息子のr授が、ふきちゃんのお手伝いをするはずだったが、どうしても都合がつかず、来ることができなかったが、今回は、蕗チャンひとりで大正解。父娘の掛け合いもとてもいい感じであった。