年賀状

年賀状は元旦に書く。26年間、暑中見舞いのはがきと、年賀状を、日本にいなかった2年間をのぞき、毎年欠かさずに下さる方がいる。彼女と最後に会ったのは、26年前、私が勤めていた重度心身障害児(者)施設で、退職のあいさつをしに行ったとき。職員と利用者の間柄で、私が新卒で初めて担当したのが、Tさんだった。彼女はしゃべれず、歩けず、食事も全介助、最重度の脳性小児麻痺という障害を持っていた。それでも上手に足の先に爪をつけて、タイプライターで自分の思いを伝えることができた。普段は、あ行から順番に言っていき、ひとつずつことばを拾い、つなげて会話をした。とても時間がかかったが、彼女の言いたいことを、理解できた時は、とてもうれしかった。職員と利用者という関係であったが、とても気が合い、私は一つ年上の彼女が大好きだった。長野の彼女の実家にも、泊まらせてもらったりもした。ある事情のため、職場を訪ねて、彼女に会うということがはばかられる。でも、いつも葉書を貰うたびに、会いたいなーと思う。26年の月日が過ぎ、Tさんはどうなっているのだろうか?大きな口をあけて笑っているだろうか。夕暮れには、窓の外を、じっと見上げているのだろうか?
いつか、会えるときが来るだろうか?そんなことを、毎回思う。
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by oume1116 | 2009-01-02 23:43 | 日記 | Comments(0)