ここを

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杉木立の急斜面、足元は安定ぜず、ロープなしではあがっていけなかった。

「この山の向こうに家がある。ここを越えれば帰ることができる。」

そう思って、必死に登っていったんだね。
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大きな杉の木、この木に寄りかかり、一人、お別れを言うこともなく、逝ってしまったね。
いったいどんな気持ちで、この斜面を、健常者でさえ登るのに苦労するこの山を、登ったんだろう。寒い日だった、雪も積もり、心細かったに違いない。
疲れ果て、杉の木に寄りかかり、誰かが迎えに来るのを待っていたんだね。
お財布に入っていたお小遣いの2千円は手付かずのまま、暖かい缶コーヒーの一本も飲まず、力尽きてしまったんだね。
みんなで探したよ。あっちこっち、探し回ったよ。でも、見つけてあげられなかった。
ごめんね。
今日は、貴方の二回目の命日。雨の中、会いに来ました。
もちろん、貴方はもうここにはいない。お花を、暖かいコーヒーに、紅茶、ビール飲んでね。
貴方から教わったたくさんのこと、忘れないからね。
菜の花と桃の花を持ってきたので、桃の花は地面にさしていきます。
根が付いたら良いなあとみんなで言っています。
どうか、安らかにと祈るばかりです。合唱。

by oume1116 | 2010-02-11 14:54 | 日記 | Comments(2)

Commented by mituko at 2010-02-11 15:21 x
ayakoさん、このあいだ話してくれた方のことですね。
私も祈ります。
Commented by oume1116 at 2010-02-11 16:23
みつ子さん、体調は戻りましたか?お大事にね。
そうなんです。今日が命日。
去年は仕事でいけなかったので、今年は休みを取りました。
もっともっと寒かっただろうなと思います。
登ってみてびっくり、ものすごい急な斜面で、道もない。
男性職員が咲きにロープをつけてくれて、それにつかまりながら、のぼりました。
とっても明るい人だったので「えへへ」と笑って、みんなが登るへっぴり腰を見ていたことでしょう。
お祈りしてくれて、ありがとう。
どんなに祈っても足りない思いです。